本能寺・龍雲院 襖絵奉納




昨年、十月より取り組んでいた京都・本能寺 塔頭 「龍雲院」でのふすま絵制作ですが、おかげさまで約二週間の滞在期間を経て先日、無事に三十二面のふすま絵を全て奉納致しました。龍雲院さま、本能寺関係者各位、お会いした皆さま、本当にありがとうございます!感謝!!!


※雲龍図

※海図/川蝉図


度重なる戦、火災によって何度も焼失してきた本能寺ですが、蛤御門の変(1864)に伴い発生した元治の大火ではこの「龍雲院」と「火伏せのイチョウ」のみを残して本能寺諸堂すべて消失したという話があります。その境内に立つ火伏せのイチョウの逸話を元に前回の制作期間では滝をテーマにした川蝉図とこの塔頭の名前でもある雲龍図を対で描いてきました。


※今回、制作の様子

※今回、制作の様子


そして今回、最後のふすま余白八面の制作では総仕上げということもあり、個々と全体がひとつのテーマになるよう二十九羽の海鳥が舞う朝靄の海を描いてきました。

海、雲、滝、そして再び海へ―――


※本能寺境内の桜も満開に


当初、龍雲院に制作下見へ行った際、自分でもこうした作品構成になるとは思いもしませんでした。しかし、数週間にわたり描き続ける中で自然と想い至る「何か」が確かにあった気がしています。本当に言葉にならない、貴重な経験をありがとうございました!重ねて感謝を込めて。


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※襖絵見学について


法華宗大本山 本能寺 塔頭 龍雲院

柏原晋平筆 襖絵(雲龍図襖、雲龍図襖、川蝉図襖、海図襖)


普段、本能寺の塔頭・子院は一般開放していない場所ではありますがこの「龍雲院」は第二御朱印所として臨時解放している場所でもあります。お越しいただく前にお問い合わせいただければ拝観することが出来ると思います。また、柏原晋平の襖絵を見に行きたいとおっしゃっていただけたらスムーズです。尚、初夏から秋までの時期は風通しを考慮し一部、ふすま絵を倉庫へ保管しております。何卒、ご了承下さい。(法事などで拝観出来ない場合もございますのでご見学される方は事前に下記よりお問い合わせ下さい。)


法華宗大本山 本能寺 http://www.kyoto-honnouji.jp/


本能寺事務所 9:00〜17:00/TEL:075-231-5335
〒604-8091 京都市中京区寺町通御池下ル下本能寺前町522


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満開の京都を後に