inaction and gravity 後記

 

 

これまで様々な色やカタチに想いを託し、何かを描いてきた。時に言い知れぬ"ソレ"は満開の椿、牡丹のように芳しく、雲間に蠢く荒々しい龍、静かなる月の情景としてその姿を写し出す。「何かを描く」というシンプルな情熱だけがアトリエの時を刻み、ただ、そこに在り続けていた。

 

歳月を重ねて得た経験や知識は、自らを信じる糧となる。しかし、同時に自らを縛る牢獄にも成りうる。多くの言葉や意味に足掻きながら、未だ観ぬ先へ。暗闇を突き進む。一滴の構想がやがて雨となり、降り注ぐその時まで。

 

 

 

 

そして、無心に描く塊と成れ。 「何かを描く」という意識から抜け出し、無為の事象としてのアウトプットを探る―――。氾濫した「意味」や「形」、「言葉」は濁流に消え、ただそこに存在する時と重力を写し出す。

 

個展「無為と重力 - inaction and gravity」に寄せて

 

 

 

 

2017年03月15日(水) - 04月03日(月)まで開催していた池ノ上・QUIET NOISE arts and breakでの個展「無為と重力 - inaction and gravity」、おかげさまで多くの方々にご来場いただきました。本当にありがとうございます!

 

 

 

 

先日、搬出も無事に終了しましたが、こうして個展が終わり、何もない壁を前にするといつも感慨深くなります。この場所が在ったからこそ、これまでの作品とは相容れない新たな表現に臨むことが出来たのかもしれません。静かなる一礼と深く感謝を込めて。

 

 

※展示の様子

 

※お花も嬉しく頂戴しました

 

※レセプションの様子

 

※作品名「無為と重力 - inaction and gravity」

 

※作品名「無為と重力 - inaction and gravity」

 

※作品名「無為と重力 - inaction and gravity」

 

※作品名「無為と重力 - inaction and gravity」

 

※展示の様子

 

※作品名「焔 - flame」

 

※在廊しながら作画制作も。トータル120枚!やりきりました…

 

※アシスタントは久しぶりの小池サン

 

※作品名「無為と重力 - inaction and gravity」

 

※作品名「焔 - flame」

 

※展示の様子

 

※個展最終日。久しぶりに早乙女太一君とあれこれ談笑

 

※また共演したいですな

 

 

 

そして同期間、サテライト展示をしていた下北沢・CANDLE CAFE △llのサイレントオークションも合わせて一昨日に無事、落札いただき終了しました。想うこと、この作品の後に髑髏はまだひとつも描けていません。

 

一年前、前回の個展「DREAM OF ASH」から再び、QUIET NOISE arts and break と CANDLE CAFE △ll 二週間と少しながら本当にお世話になりました。白壁と暗闇の、始まりと終わりの対比。惜しむ別れと共に、万物に生かされていると知る。そんな不思議な期間でもありました。貴重な時間ですね。

 

 

 

 

感謝を込めて